一般相対性理論の予言から100年もの長きにわたって直接観測されなかった重力波は、「アインシュタインからの最後の宿題」とも呼ばれ、観測一番乗りを目指して世界の物理学者が挑戦を続けてきた。今回のLIGOチームの観測が確実なら、物理学の歴史に新たな一ページを書き加えるノーベル賞級の成果と言える。
宇宙の膨張やブラックホールの存在など、想像を超えた現象を数多く予言してきた一般相対性理論では、質量を持つ物体の周りに生じる「時空(時間と空間)のゆがみ」こそが万有引力(重力)の源だと考える。さらに重い物体が動くと、そのゆがみが変動し波のように伝わる。これが重力波の正体だ。
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