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時代の風

政治経済 揺らぐ自信=京都大教授・中西寛

=森園道子撮影

急転回する世界情勢 中西寛(ひろし)

 年明けと共に世界情勢が大きく揺れ始めた。北朝鮮の核実験や事実上のミサイル発射、サウジアラビアとイランの断交などさまざまな現象が世界各地で同時多発的に起きているが、その根底にあるのはリーマン・ショック以降の国際政治経済構造の転回であろう。

 2008年に米国から起きたリーマン・ショックは国際政治にとっても一大転機となった。中国、インド、ブラジルなど新興国、資源輸出国が世界経済の成長のけん引者として存在感を増す一方で、不況に落ち込んだ先進国はこぞって「非伝統的政策」として先例のない規模の金融緩和を開始した。先進国と新興国の首脳を集めた主要20カ国・地域(G20)首脳会議が発足して世界経済危機を克服するための協調を確認すると共に、米国ではオバマ政権が誕生して、単独主義的外交や国内政治の分断を克服して国際協調と国内和解を志向する方針を打ち出した。

 現在、この構図は間違いなく大きな転機にある。多くの新興国の拡張政策はここに来て減速しつつある。中で…

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