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マイナンバー制度の運用が今年1月1日からスタートし、国内に住むすべての人に12桁の番号が割り振られました。番号は一人にひとつ。番号が他人に知られて、不正に使われる心配がある場合は変更可能ですが、原則、一生変わりません。私たち一人一人に「背番号が付いた」と言えば分かりやすいかもしれません。
では、なぜ背番号が必要なのでしょうか。それは「本人確認」をしやすくするためです。氏名の読み、生年月日、性別が同じ「渡辺真二さん」と旧字体の「渡邊眞二さん」が同じ人物なのかどうかは、コンピューターでも判断できないことがあります。でも、あらかじめ番号が割り振られていれば、例えば「123456789012」の渡辺さんと「124356789021」の渡邊さんではまったくの別人ということが簡単に分かります。
行政は、子育てをしている家庭を支えるため、収入が少ない家庭に児童手当を支給したり、生活保護のためのお金を支給したりしていますが、こうしたお金が誤ってまったくの別人に支払われたりしないよう、本人確認を正確にしようとしているのです。
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