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詩歌の森へ

角川俳句・短歌賞=酒井佐忠

 新年恒例の角川俳句・同短歌賞の贈呈式があった。今回は61回目。過去に多くの著名作家を生み出し、作品50句、50首を対象とした実力を問う新人賞だ。角川俳句賞は遠藤由樹子さんの「単純なひかり」、同短歌賞は鈴木加成太さんの「革靴とスニーカー」。遠藤さんは「未来図」会員の58歳、鈴木さんは大阪大4年生で阪大短歌会で活躍中。年齢の差は、俳句と短歌の詩型の違いもある。だが、新鮮な感覚と開放的な表現では共通している。

 <単純なひかりがここに草若し><初雪を鳥の気持ちで歩みけり><海鳥のはじかれて飛ぶ夏怒濤>。どの句もさりげなさ、シンプルな感覚が読むものに心地よさを与える。「ひかり」も「単純」もよくある言葉だが、そこに不思議な感覚と明るさが生まれることを正木ゆう子さん(選考委員)は指摘した。「ゆっくりとした歩調で、耳目を澄ませながら歩くことが好き」と遠藤さん。いま、こんな姿勢が大切なのだと思う。

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