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(75)シリア救済への願い

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シリアの首都ダマスカスで、休日のひとときを家族らと過ごす住民ら=2015年11月20日、秋山信一撮影
シリアの首都ダマスカスで、休日のひとときを家族らと過ごす住民ら=2015年11月20日、秋山信一撮影

 国土を荒廃させ、何十万人の命を奪った戦渦を止めてほしい−−。シリア国民が強く願う中、国連の仲介による和平協議が1月下旬に始まった。だが協議は早くも中断し、政府と反体制派は互いに責任を押しつけ合っている。それでも政府支配地域では、多くの人が和平につながる何らかの進展に期待をかけている。

 「シリア国民にとって重要なのは、いかなる形でもよいから戦争を止めることだ」と、地元ニュースサイトのワファ・ナサル記者は言う。政府と反体制派の両陣営とも、強硬派は「相手を完全に倒すまで戦い続ける」と主張しているようだが、ナサルさんは「国民の多くは妥協を支持しているはずだ」と話す。

 ナサルさんは「国際社会でも和平への期待が過去に比べて高まっている」と指摘する。過激派組織「イスラム国」(IS)のテロと欧州への難民流出問題によって、関係国は両陣営に和平に向かうよう圧力を強めている。

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