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 江戸時代では、上級武士の奥様や公家などでもない限り、女性は働いていた。あまりビジネスウーマンがいるように思えないのは、家が消費の場であるとともに生産の場だったからである。店つまり現在の企業は、家族が従業員と一緒に暮らす場だったので、店の主人とその妻はともに働いていたのである。

 育児も同じ場所でおこなっていた。しかも舅姑(しゅうとしゅうとめ)、兄弟姉妹、お手伝いさんが複数いる。子供は母親を含めたくさんの人によって育てられた。農家も同様で、家であるとともに家族一緒に働く生産の場所だった。織物が盛んな地帯では、女性は家にいながら現金収入を獲得できた。

 このような職住同一が崩れたのは生産が工場と会社に集中し、家庭はもっぱら消費の場となり、現金収入を得るために外に出ねばならなくなったからである。そこに専業主婦という存在が生まれたが、今や男性の収入が専業主婦を養える時代は過ぎ去り、しかも保育所問題は解決しない。

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