変形性膝関節症のラットの関節内へ定期的に幹細胞を注射することで、症状の悪化を予防できたとの実験結果を、東京医科歯科大、慶応大などの研究チームが国際科学誌に発表した。チームは1年後を目指し、実際の患者を対象にした臨床研究を実施する計画という。
膝が痛む変形性膝関節症の患者は、国内に約850万人いると推定されるが、根本的な治療法はない。
チームは、変形性膝関節症を発症させるためラットの膝の靱帯(じんたい)を切断し、1週間後から毎週、関節を包む滑膜(かつまく)から培養した幹細胞を注射した。注射しないラットや最初に1回だけ注射したラットと比べ、関節の軟骨の形の変化や炎症が抑えられていた。
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