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氷河湖、温暖化で拡大 ブータン、洪水を警戒

 ヒマラヤ山脈南麓(なんろく)に位置するブータンは、自然環境の保護を国是とし、温室効果ガスの「吸収国」として知られる。その一方で、地球温暖化によるさまざまな影響を受けている。特に山岳部の氷河が解けてできた「氷河湖」は今後も拡大が予想され、同国政府が決壊による洪水の発生を警戒している。

 首都ティンプーにある国家気象洪水予警報センター。パソコンの画面には、中部の河川の水位がリアルタイムで表示されていた。水位は3段階で表示され、2番目の「警告」以上で警報が鳴る。異常を感知したらすぐに災害対策の担当部局や地元政府に連絡し、避難準備などを促すシステムになっている。担当者は「衛星電話や無線など複数の通信を確保している」と言う。

 過去数十年にわたる気温の上昇による降雨量増加などで、ブータンの氷河は解けて後退しており、経済省水文…

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