メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「身じまい」のおと

樹木希林さんの生ききり方=社会部編集委員・滝野隆浩 /東京

 <死ぬときぐらい/好きにさせてよ>

 年明け早々、毎日新聞朝刊などに掲載された宝島社の広告(1月5日付)に度肝を抜かれた。ジョン・エバレット・ミレイの代表作「オフィーリア」を下敷きにした見開き全面広告。シェークスピア悲劇がモチーフの、あの水面に横たわる女性の顔が、なんと樹木希林さん(73)になっていた。広告には、冒頭の大文字コピーの下に、<……ひとつひとつの欲を手放して、身じまいをしていきたいと思うのです。人は死ねば宇宙の塵芥(ちりあくた)。せめて美しく輝く塵になりたい>などというメッセージもついていた。

 雑誌の創刊でも、新刊の宣伝でもない。広告はただ、時代の空気感として「死」を取り上げ、「好きにさせて…

この記事は有料記事です。

残り826文字(全文1131文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 250万円提示に住民「ゼロが足りない」 油被害で鉄工所が説明会 佐賀

  2. 台風19号 高校生向け代行バス、非公表で通学用に JR長野支社

  3. 記者も身を寄せた避難所 「体育館で雑魚寝」でいいのか

  4. 明浄学院元理事長、自ら虚偽文書作成 1億円出金、当初から流用目的か

  5. 漫画家の吾妻ひでおさん死去 69歳 「ふたりと5人」「失踪日記」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです