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「身じまい」のおと

樹木希林さんの生ききり方=社会部編集委員・滝野隆浩 /東京

 <死ぬときぐらい/好きにさせてよ>

 年明け早々、毎日新聞朝刊などに掲載された宝島社の広告(1月5日付)に度肝を抜かれた。ジョン・エバレット・ミレイの代表作「オフィーリア」を下敷きにした見開き全面広告。シェークスピア悲劇がモチーフの、あの水面に横たわる女性の顔が、なんと樹木希林さん(73)になっていた。広告には、冒頭の大文字コピーの下に、<……ひとつひとつの欲を手放して、身じまいをしていきたいと思うのです。人は死ねば宇宙の塵芥(ちりあくた)。せめて美しく輝く塵になりたい>などというメッセージもついていた。

 雑誌の創刊でも、新刊の宣伝でもない。広告はただ、時代の空気感として「死」を取り上げ、「好きにさせて…

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