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ワールド・トレジャー

特派員が選ぶ私の世界遺産 マトリョーシカ(ロシア・セルギエフパサート) 一筆ごと命吹き込み

マトリョーシカの絵付けに取り組む工芸作家のマリヤ・ドミトリエワさん。素朴な作風が持ち味だ

 まっさらな白木の型の上を細い焼きごてが迷いなく滑っていく。ほのかに白煙が立ち上り、焦げた線によって伝統的な農村のロシア女性が描かれる。頭をプラトーク(スカーフ)で包み、すました表情、民族衣装とエプロンを着けて、腕には赤ん坊を抱えている。

 「顔を描くのが一番好き。顔で全てが決まるから。それから手に何を持たせるのかも考えどころです」。モスクワ近郊の町セルギエフパサートに暮らす工芸作家、マリヤ・ドミトリエワさん(36)はマトリョーシカづくりを心から楽しそうに語る。

 胴体を開くと一回り小さい人形が次々出てくる入れ子式の木製玩具。福々しく健康的な女性の姿形は、この国を代表するイメージとして定着している。大量生産品も流通しているが、個性豊かな「作家もの」は魅力的だ。

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