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第103回全国高校野球選手権

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球児よ壊れるな 元智弁和歌山のエース

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すしを握る高塚信幸さん、センバツへの思いは特別だ=兵庫県洲本市で2016年1月15日、高橋祐貴撮影
すしを握る高塚信幸さん、センバツへの思いは特別だ=兵庫県洲本市で2016年1月15日、高橋祐貴撮影

 選抜高校野球大会が野球人生の転換点となり、特別な思いを持ち続けるすし職人が兵庫県洲本市にいる。1996年のセンバツで準優勝した智弁和歌山のエースだった高塚信幸さん(36)。この大会で肩を壊したことが原因で、プロ野球の近鉄に入ったものの1軍入りできないまま2003年に引退、すし職人に転じた。後輩の球児たちに「とにかくけがなく、マウンドから降りてほしい」と願う。

 高塚さんは96年センバツに智弁和歌山の2年生エースとして出場。1回戦から5試合に登板した。3試合目の準々決勝、国士舘(東京)戦では延長十三回を投げ抜いた。翌朝、右肩は膨れあがり、痛みを感じた。高嶋仁監督に「いけるか」と声をかけられ、「大丈夫です」とうそをついた。マウンドを誰にも譲りたくなかったのだ。準決勝は勝ったが、鹿児島実との決勝は立ち上がりに打ち込まれ、3−6で敗れた。

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