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受験と私

悲喜こもごもの受験の思い出を、各界の「先輩」に聞きました。勉強のコツも紹介。

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アメフット日本代表の高木稜さん 「空き教室での仲間との勉強が支えに」

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世界選手権で日本代表のRBとして活躍した高木さん(赤の21番)=決勝の米国戦で、2015年7月18日、小座野容斉撮影
世界選手権で日本代表のRBとして活躍した高木さん(赤の21番)=決勝の米国戦で、2015年7月18日、小座野容斉撮影

 社会人アメリカンフットボールの「Xリーグ」IBMビッグブルーに所属するRB(ランニングバック)高木稜さん(25)。165センチと小柄だが、2015年は世界選手権の日本代表として活躍したトップアスリートだ。そんな高木さんが、受験生として京都大に現役合格するまでの道のりを聞いた。【聞き手・小座野容斉】

 出身は北海道旭川市。高校は道立旭川東高校でした。部活はサッカー部だったのですが、ほぼ週6日、全国大会出場を目指して練習していました。高1の時は部活が終わって帰宅したら、ほとんど勉強せずに寝てしまう毎日でした。

 当初の志望校は北海道大。私の高校では学年で100番以内なら北大合格圏とされていたのですが、高2になって、成績順位が2桁となり、現役合格が見えてきました。もともと怠ける性質だったので「気を緩めてはいけない」と思い、志望校をやや難しい東北大に変えました。高2になってからは自宅でも「必ず2時間は勉強する」というルールを自分に課しました。サッカー部の1学年上に、尊敬する成績優秀な先輩がいたのですが、なに…

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