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部族地域に目向けよ 

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アシュラフ・アリ氏=東京都千代田区で2015年11月16日、三木幸治撮影
アシュラフ・アリ氏=東京都千代田区で2015年11月16日、三木幸治撮影

アシュラフ・アリ パキスタン・ザランコミュニケーションズ理事長

 パキスタンで米軍の無人機による誤爆で負傷したナビラ・レフマンさん(12)が昨年来日し、無人機の恐ろしさを訴えた。被害の背景には、ナビラさんが住む連邦直轄部族地域(FATA)の厳しい現実がある。

 FATAはパキスタン北西部のアフガニスタン国境に位置し、約2万7200平方キロの地域に500万人以上が暮らす。主要民族は隣国アフガンで多数派のパシュトゥン人だ。

 FATAでは一部自治権が認められ、部族指導者が強力な権限を持つ。住民は政治プロセスに参加できず、政治不信が強い。産業はほとんどなく、識字率は17%で、女性に限ると3%しかない。

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