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揺れる中東

アラブの春5年・第2部/2 バーレーン、続く騒乱 スンニ派王家がシーア派支配

「我々は神以外には従わない」などと叫び、反政府デモを行うシーア派住民。隣国サウジアラビアで1月に処刑された同派指導者ニムル師の肖像画を手にしている=バーレーン東部シトラ島で5日

 2011年に中東各地を席巻した民主化要求運動「アラブの春」が今も続く国がある。ペルシャ湾に浮かぶ島国バーレーンだ。政府は5年前の騒乱を機に報道を厳しく統制し、その動静はあまり報じられていない。イスラム教スンニ派が実権を握る体制に抗議し、連日デモを続けるシーア派住民地区に入った。

 「逃げろ!」。デモ参加者が突然叫び、路地裏に駆け込んだ。デモ隊が投げた火炎瓶で燃え上がる治安部隊の装甲車が、速度を上げて向かってくる。今月5日、高層ビルが建ち並ぶ首都マナマ南方シトラ島の下町は混乱を極めた。

 治安部隊が次々に放つ催涙弾の発砲音が、澄み渡った青空を切り裂く。白いガスが瞬く間に住宅街を包む。目と鼻に燃えるような痛みが走る。人々もアパートの陰で地べたに座り込み、鼻水や涙を拭っている。男児は自動車の下で身を震わせる。防護マスクをした若者らは装甲車に石を投げて応戦した。

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