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今週の本棚

スキャンダル みうらじゅん・選

 <1>パティ・ボイド自伝 ワンダフル・トゥデイ(パティ・ボイド、ペニー・ジュノー著、前むつみ訳/シンコーミュージック/品切れ)

 <2>グリニッチヴィレッジの青春(スージー・ロトロ著、菅野ヘッケル訳/河出書房新社/品切れ)

 <3>安部公房とわたし(山口果林著/講談社/1620円)

 1991年、元ビートルズのジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンが揃(そろ)って来日、コンサートを行った。当然、気になったのはクラプトンがジョージを前に「レイラ」を歌うか、歌わないか?である。このロック史上に残る名曲はクラプトンが元・ジョージの妻、パティ・ボイドに捧(ささ)げた歌として余りにも有名で、後に略奪婚を果たしたクラプトンがどの面下げて歌うのか? 僕を含めた観客はスキャンダル雑誌の記者のように、今か今かと待ち構えていたのである。

 結局、歌わなかった。「そりゃ、いくら何でも歌えないだろ」、会場を後にする観客からそんな声も聞こえてきた。クラプトンはその頃にはパティと離婚し、また他の人と再婚していた。ジョージと友情を取り戻したからこそのジョイント・コンサートであったことは間違いないのだが、そんな2人を虜(とりこ)にした当人が書いた『パティ・ボイド自伝』を読むと、意外な関係性も垣間見ることが出来て、おもしろい。

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