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 実家が料亭を営んでいた東京・柳橋の花柳界には、終戦直後まで「残飯屋」が出入りしていた。

 料亭、レストラン、軍の士官学校から残飯をもらって貧民街で売りさばく。明治の昔から存在した「商い」らしく、1892(明治25)年の「国民新聞」記者・松原岩五郎の“残飯屋潜入取材”(「最暗黒の東京」)によれば、ひとザル(15貫目=約56キロ)を50銭で買い取り、それを1貫目(3・75キロ)あたり5〜6銭で売る。仕入れ値の約1・5倍? 割の良い商売だったらしい。

 昭和初期、貧富の差が激しく、東京でも深川、浅草……いたるところにスラム街があった。住民の大多数が非正規の「日雇い労働者」である。

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