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被災地に癒やしの調べ

東日本大震災の被災地で、被災した人々を音楽で力づけるさまざまな公演やイベント、携わる音楽家の思いなどを紹介します。

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「この地に人の流れを」――被災地、名取で行う清水真弓の3カ年プロジェクト

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プラスチック製のトロンボーンを試奏する生徒たちと清水=閖上中学校で
プラスチック製のトロンボーンを試奏する生徒たちと清水=閖上中学校で

 2月21日、仙台市に隣接する名取市の文化会館で、トロンボーン奏者・清水真弓のリサイタルが行われた。清水は現在、ドイツの名門オーケストラ、南西ドイツ放送交響楽団(バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団)で首席トロンボーン奏者を務める精鋭だ。トロンボーンの名手、ブラニミール・スローカーに師事し、過去にはベルリン・フィルの付属アカデミー「カラヤン・アカデミー」にも所属した実力を持つが、本格的にプロを目指したのは22歳の頃。それまでは慶應義塾大学で物理情報工学を学んでおり、まさに異色の経歴の持ち主だ。 

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