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多分野の研究者たちが放射線の人体への影響に関連した重要な32本の論文データを市民向けに解説した「放射線必須データ32 被ばく影響の根拠」(創元社、税込み3024円)が3月10日に出版される。編集呼び掛け人の坂東昌子・愛知大名誉教授(素粒子論)は「多くの人にとって放射線を考える手がかりになれば」と話す。
福島第1原発事故後、放射線の人体への影響についての分析や評価がネット上などにあふれたが、同じデータで異なる解釈が存在するなど、正確ではないものも少なくなかった。坂東名誉教授はデータ本来の意味や問題点を整理する必要があると考え、若手研究者らに呼び掛けた。
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