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「もやい直し」の今

水俣病公式確認60年 連続インタビュー/2 津奈木町長・西川裕さん /熊本

大上段に振りかぶらず 津奈木町長・西川裕さん(70)

 自宅が海に近い津奈木川沿いにあり、子供の頃は近所の漁師からいつも魚を買っていた。私は魚が苦手だったが、魚好きな祖母は舌や手がしびれ、感覚がなかったし、親戚には劇症型の患者もいた。魚の行商は町の山間部にも行っていた。

 私が町役場に入った当時、家族に認定患者を持つ町幹部や町議、地域のリーダー的な人たちが結構いた。隣の水俣市では当初、海沿いの地域に患者が集中したイメージになったが、津奈木町では全域に患者がいた。そういう状況だったから、地域の中で水俣病を巡って溝ができたという記憶はない。それよりも、チッソの組合分裂による家族ぐるみの対立の方が激しかった。

 1991年には、医師でもあった当時の町長が「水俣病で騒ぐ人たちは自称水俣病」という趣旨の発言をした…

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