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食品衛生管理 食の国際化に備えHACCP義務付け

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計量後の秋サケの内部の温度を測定し、氷による鮮度対策状況を確認記録する生産者=12年(標津町地域HACCP推進委員会提供)
計量後の秋サケの内部の温度を測定し、氷による鮮度対策状況を確認記録する生産者=12年(標津町地域HACCP推進委員会提供)

厚労省方針 農水省は統一的な認証システム構築

 食品の衛生管理システムの国際標準であるHACCP(危機要因分析・重要管理点)について、厚生労働省は食品関連業者に導入を義務付ける方針で、準備を進めている。一方、農林水産省は、自主認証制度・機関が多く、規格もそろっていないことから、官民連携で国際的に通用する認証システムを構築し、今月中にも統一的な規格を公表する。EUや米国などはすでに義務化しているが、日本では普及は進んでいない。政府は食料品の輸出拡大のためにも、食の安全面で国際的信用を裏付けるHACCP導入が必要と判断した。

 HACCPはもともと1960年代に米国で宇宙食の開発から生まれた食品の衛生管理手法。93年にFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)の合同食品機関であるコーデックス委員会が国際標準となるガイドラインを示した。食料品の原材料の入荷から加工、製品の出荷まで、各工程で異物混入や細菌の増殖など問題が起きそうな要因を分析し、加熱・殺菌除去の温度、時間などの管理基準を設定し、それが守られているかを…

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