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読書日記

著者のことば セス・フリードさん

米国の作家、セス・フリードさん=東京都新宿区で2016年3月2日、鶴谷真撮影

 ■大いなる不満(新潮社・1944円)

 「つらい体験や心配なニュースは多い。でも、小説の力で乗り越えられると思う」。33歳の米国の新鋭作家はニコニコ。不気味かつグロテスクな奇想が詰まった11本から成るデビュー短編集だ。訳は藤井光さん。3月上旬開催の「東京国際文芸フェスティバル」に参加のため、初めて来日した。

 「フロスト・マウンテン・ピクニックの虐殺」を書き始めたのは2006年。「当時、米国が世界で戦争を仕掛け、国民のファシズムのような集団心理がそれを許していた。恥ずべきことでした」。作中の町の毎年恒例の大イベントは膨大な死傷者を出す。爆撃や放射能被ばく事故が起こるからだ。主催者らしき役所や企業を追及してもらちが明かない。多くの住民が憎んでいるのに、結局、毎年参加せざるを得なくなる。

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