高浜運転差し止め

「司法、勇気ある決断」原発に疑念示す

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関西電力高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分決定に喜ぶ申立人や弁護士ら=大津市で2016年3月9日午後3時38分、久保玲撮影
関西電力高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分決定に喜ぶ申立人や弁護士ら=大津市で2016年3月9日午後3時38分、久保玲撮影

 「司法が勇気ある決断をしてくれた」。新規制基準に合格して再稼働した関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた9日の大津地裁決定に、仮処分を申し立てた住民らは興奮に包まれた。東京電力福島第1原発事故から11日で5年。国民の拭えない不信感を代弁するかのように、決定は電力会社の説明や新規制基準への疑念を突きつけた。稼働中の原発の運転を禁止した初の仮処分決定に、関電や福井県の地元関係者からは戸惑いの声が聞かれた。

 「止めたぞ」「やった」。午後3時半過ぎ、申立人代表の辻義則さん(69)=滋賀県長浜市=らが「画期的決定!」「いのちとびわ湖を守る運転差し止め決定!」などと書かれた垂れ幕を掲げると、大津地裁(大津市)前で待機していた申立人や支援者ら約100人から歓声が起きた。冷たい雨が降りしきる中、抱き合ったり、涙を流したりして喜んだ。

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