東日本大震災5年
福島第1原発 続く汚染水との闘い、廃炉に立ちはだかる「溶融核燃料」
2016/3/11 07:00(最終更新 3/11 12:14)
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世界界最悪のレベル7となった東京電力福島第1原発事故から5年が経過した。かつて敷地内には「野鳥の森」といわれる森林があったが、今では汚染水を貯蔵するタンクが約1000基林立し、灰色の基地のような姿に一変した。
5年間の廃炉作業で、国や東電が最も労力を注いだのが汚染水対策だ。しかし、2013年にはタンクから汚染水約300トンが漏れ、海洋に流れ出ていたことが発覚。その後も汚染水の漏えいや、人為ミスによるトラブルも頻発した。
汚染水は、壊れた原子炉建屋に地下水が流入することによって1日400トンずつ増えていた。東電は汚染前の水を井戸でくみ上げるなどの対策を進め、流入量を1日150〜200トンまで減らせたとしている。
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