東日本大震災5年

大規模かさ上げの「光と影」 様変わりする被災地の街並み

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被災地で最大級のかさ上げ工事が進む陸前高田市の旧市街地。土砂で地盤を7〜10メートル上げる。大型商業施設などが出店して商店街を再生する計画が進む=2016年2月19日、本社ヘリから喜屋武真之介撮影
被災地で最大級のかさ上げ工事が進む陸前高田市の旧市街地。土砂で地盤を7〜10メートル上げる。大型商業施設などが出店して商店街を再生する計画が進む=2016年2月19日、本社ヘリから喜屋武真之介撮影

 復興道半ばの被災地に、5度目の「3月11日」が巡ってきた。1万8000人を超す死者・行方不明者を出し、40万戸以上が全半壊した東日本大震災。沿岸部では、かさ上げ工事のつち音が響き、街並みは様変わりしようとしている。被災地の5年後の姿をカメラが追った。

岩手県陸前高田市

 岩手県内で最多の約1800人の死者・行方不明者を出した陸前高田市では、壊滅した市街地を中心に129ヘクタールの広大な土地を7〜10メートルかさ上げする大工事が進む。山を崩して市街地に土を運んだ全長約3キロのベルトコンベヤー「希望のかけ橋」は昨年9月にその役目を終え、1年半で運んだ土は東京ドーム4杯分に上った。

 「あまりに大規模な工事で完成をイメージできなかったが、やっと見えてきた」。市街地にあった婦人服店を津波で流され、郊外の仮設店舗で営業する村上由美さん(46)は話す。かさ上げ地には703戸分の住宅地が造成される予定で、大型商業施設も入る。村上さんは生まれ変わる市街地に店を再建する。

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