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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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東日本大震災5年

会いたい、時間戻したい…大槌

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骨つぼ(右端)がひとつだけ置かれた部屋で仏壇に手を合わせる小松則明さん=岩手県大槌町で2016年3月11日午前9時、和田大典撮影
骨つぼ(右端)がひとつだけ置かれた部屋で仏壇に手を合わせる小松則明さん=岩手県大槌町で2016年3月11日午前9時、和田大典撮影

 東日本大震災は11日、発生から5年の朝を迎えた。津波にのまれるなどして行方不明の人は、いまだに2561人。警察庁によると、捜索に65万人以上を投入してきたが、時間の経過とともに見つかる遺体は減り、半年間で身元を確認できたのは4人(2月末現在)にとどまる。「気持ちの整理がつかない」「あなたに会いたい」。行方不明者の家族はこの日を、胸が締め付けられるような思いで迎えた。

 2人並んだ写真のそばに骨つぼは一つだけ。岩手県大槌町で妻志知子(しちこ)さん(当時50歳)と高校2年だった次女彬乃(あきの)さん(同17歳)が犠牲になった小松則明さん(55)。11日朝、再建した自宅の仏壇で線香を立て、お経を10分間唱えた。終わると両手で目をぬぐった。「彬乃が見つかるまでは、家内の骨もここに置いておく」。彬乃さんは今も行方不明だ。

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