大震災5年

物流、ライフライン…非常時へ備え「BCP」

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 2011年の東日本大震災では、物流網の寸断や工場被災で企業活動に大きな影響が出た。企業は教訓を生かし、BCP(事業継続計画)の作成や災害に強い部品供給網作りなどで、非常時への備えを強化してきた。震災5年の節目を迎え、企業は改めて非常時の対応を見直している。

 震災時にトヨタ自動車は部品メーカーの被災を受けて全面的な操業停止に追い込まれ、震災前の生産水準に戻るまでに数カ月を要した。こうした反省を踏まえ、約4000点の部品について膨大な生産情報を収集し、非常時に代替品を調達しやすい仕組みを構築してきた。

 しかし、1月に発生したグループ会社の愛知製鋼の爆発事故では、組み立てラインが6日間の停止に追い込まれた。約9万台の生産に遅れが生じ、部品供給網のもろさを露呈した。

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