大阪・葬儀会社

身元不明遺体取り違え、別人遺骨渡し隠蔽

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 葬儀場などを展開する燦ホールディングス(HD)は10日、子会社の「公益社」が運営するステラ事業所(大阪市西成区)で、遺体を取り違えて火葬するミスが2件あったと発表した。うち1件は遺族側に別人の遺骨が引き渡されていた。事業所はミスに気付いた後も事実を隠しており、燦HDは古内耕太郎社長ら役員4人を減俸処分にした。

 燦HDによると、事業所では身元不明の遺体などを警察や行政から預かっている。昨年7月、大阪府警河内長野署から預かった男性遺体を出棺する際、誤って別の遺体を出棺し、火葬された。ミスに気付いた職員が上司に報告したが、上司は放置。残った男性遺体を既に火葬された遺体だったことにして隠蔽(いんぺい)していた。男性の遺族側には別人の遺骨が渡された。

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