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ストーリー

「LIFEKU」の挑戦(その2止) 胸を張って「来福を」

勤務する洋服店で接客する藁谷郁生さん(右)=福島市で、佐々木順一撮影

 <1面からつづく>

 ◆原発事故乗り越え、商店主ら結集

故郷をあきらめぬ

 「ねえ、ドライブ行こうよ。1週間分くらいの荷物持ってさ」

 2011年3月12日夕、福島市大町にある眼鏡店「オプティカルヤブウチ」の5代目、藪内(やぶうち)義久さん(36)は友人からのお気楽な電話にあきれた。前日の東日本大震災で市内は震度6弱の揺れに見舞われた。店がある築50年の自社ビルは壁が崩れ、3カ月前に購入した自宅も中がぐちゃぐちゃになっていた。「何言ってんの?」。反発して電話を切りかけると、友人が言った。「テレビつけて」

 東京電力福島第1原発の1号機が煙を上げていた。ラジオをつけると、男性アナウンサーが切迫した声で「避難を」と繰り返していた。この友人が以前、原発や放射能の危険性を説いていたことを思い出した。「逃げる」という言葉を避けて避難を勧めてくれたのだと気付いた。

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