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特集ワイド

岩手・陸前高田、後戻りできぬ復興事業

かさ上げが進む岩手県陸前高田市・高田地区。手前にはかつて川原集落があったが、今は盛り土を待つ空き地が広がる。震災では左奥の広田湾から津波が襲来した=同市高田町で

 東日本大震災から5年がたった今も、大津波で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市の沿岸部では、最大で12メートルかさ上げする工事が続く。造成地を道路から見上げると斜面は城の石垣のようだ。大規模なまちづくりが進むが、震災前のにぎわいを取り戻せるかは不透明だ。現場を歩いて見えてきた被災地の未来とは。【春増翔太】

 白砂青松の景観で知られた、同市中心街の高田地区は2011年3月11日、最大17メートル超の大津波に襲われた。1900棟以上の建物が全壊。市全体では、人口の7%に当たる1761人が犠牲になった。

 「壊滅した街」をどう復興するのか−−。市は11年12月、山を切り崩した高台に住宅地を造成、低地は盛り土して宅地を含む中心市街地を整備する復興計画を示した。当時、市の復興対策局長を務めていた蒲生琢磨・企画部長はこう振り返る。「被災住民の大半が『低地には住みたくない』と高台移転を望みました。一方、商業地や公共施設が集まる『街の顔』は、低地で利便性の高い元の市街地に置くのが適当だと考えたのです」

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