プロ野球・巨人の選手が自チームの公式戦の勝敗に絡んで現金のやりとりをしていたことが14日、分かった。巨人の森田清司総務本部長や、野球賭博問題の調査に当たっている日本野球機構(NPB)の調査委員会で委員長を務める大鶴基成弁護士が明らかにした。
NPBではこの現金のやりとりを、昨年10月に発覚した巨人の投手3人による野球賭博関与について調査する過程で把握していたが、野球協約違反には当たらないと結論づけ、昨年11月の調査報告書で事実を公表しなかった。巨人も同様に公表しなかった。
巨人によると、試合前に投手と野手に分かれて行う円陣で発声を担当した「声出し役」の選手が、その試合に勝てば他の選手から1人5000円を受け取り、負ければ他の選手に1000円ずつを支払っていた。1軍登録選手は投手が12人程度、野手が16人程度で、そのほとんどが参加。勝てば投手は6万円程度、野手は8万円程度が声出し役に渡る仕組みだった。
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