写真展

「立入禁止の向こう側」を撮ってみた 東京・新宿で西澤丞さん初個展

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ジャパンマリンユナイテッド株式会社「原油タンカー」。ドック内で建造が進む、全長300メートルを超えるタンカーの船底=熊本県長洲町 ©Joe Nishizawa
ジャパンマリンユナイテッド株式会社「原油タンカー」。ドック内で建造が進む、全長300メートルを超えるタンカーの船底=熊本県長洲町 ©Joe Nishizawa

 「関係者以外立入禁止」。この看板の向こうには何があるのだろう? 多くの人は、そう思うだけでやりすごす。「何があるのか見てみたい」と思い、カメラをさげて実際に看板の向こうへ入っていくフォトグラファー、それが西澤丞(じょう)さん(48)だ。製鉄、造船、道路、宇宙……現代文明を支えるモノづくりやインフラ建設の「現場」を撮り続けて十数年。活動の集大成となる初の個展「日本の現場 立入禁止の向こう側」が、東京都新宿区新宿3のコニカミノルタプラザで開かれている。【元村有希子/デジタル報道センター】

 西澤さんは撮影プロダクション勤務を経て2000年に独立した。自動車メーカーのデザイン室で働いた経験があり、モノづくりの現場や、そこで見るデザインを超えた「機能美」に強くひかれるものがあった。テーマを模索する中で出合ったのが、首都圏の洪水を緩和するため国土交通省が埼玉県春日部市に建設した巨大な地下施設「首都圏外郭放水路」だった。

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