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坂村健の目

アルファ碁の勝利が示すもの

坂村健氏

 人工知能(AI)と人間の囲碁棋士の5連戦−−グーグル・ディープマインドチャレンジマッチは、開始早々AI側「アルファ碁」の3連勝。4戦目では人間が一矢報いたものの、最終戦はアルファ碁が取り、4勝1敗と堂々のAIの勝利となった。

 人間側の李世〓(イセドル)九段は現役最強の棋士とされていただけに、その衝撃は大きかった。それも当然で、1997年にチェスでコンピューターが人間の最高峰を破った後も、囲碁では人間に歯が立たなかったからだ。コンピューターが勝つにはまだ10年かかるとも言われていた。

 オセロやチェスなどのゲームではコンピューターの力業で手を読む方法が使えたので、技術進歩で計算力が上がることで勝てるようになった。しかし将棋より1兆倍を14回繰り返すほど複雑と言われる囲碁には、力業は通用しない。プロ棋士は直感で盤面の良しあしがわかるが、コンピューターには計算力はあっても直感力はなかったからだ。

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