経済分析会合

安倍首相、増税先送りも選択肢

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 安倍晋三首相は16日の国際金融経済分析会合で「日本には大きな累積債務があるが、(財政支出をためらって)経済が失速したら元も子もない」と述べた。新たな財政出動や、消費増税の再延期という選択肢があり得ることを示唆してみせた形だ。

 安倍首相が狙うのは、参院選や衆院選の投票日、補正予算案提出などの政治日程の主導権を握り続けること。政権運営に関し首相周辺は「オプションを持つことが重要だ」としており、首相の「次の一手」に与野党が注目せざるを得ない状況を作る意図がある。

 首相が2014年に増税先送りを決断した際には、賛否を有識者から聞く「点検会合」で地ならしした。16日に始まった分析会合は、首相が消費増税延期の理由として一時言及した「世界経済の大幅な収縮」が起きているかどうかも検討することになる。5月の伊勢志摩サミットと併せ、世界経済の低迷に対応するために日本が主導して財政出動や経済活性化を求められる可能性もある。与野党議員には、これを大義名分に首相が増税延期や…

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