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チャイナセンセーション

第2部 変わる家族の形/2(その1) 代理出産、闇ビジネス

闇の代理出産ビジネスで生まれた子20人が暮らす託児施設から、保育士に連れられて外出する子どもたち=関東地方で3月撮影

 不妊に悩む中国の富裕層夫婦74組が、仲介業者にそれぞれ費用1500万円を支払い、日本国内で代理出産させていたことが分かった。日本国内での代理出産については、長野県内の民間クリニックが日本人母子、姉妹間で実施した例があるが、業者を介したビジネスが判明するのは初めて。不妊治療施設が不足する中国と関連法規のない日本を結ぶ「闇の代理出産ビジネス」の存在が浮かんだ。【中国取材班】

 日本最大の歓楽街として知られる東京都新宿区歌舞伎町。古い洋館を模した雑居ビル3階にあるスナックだった一室に入ると、顕微鏡やモニター画面など使い込まれた不妊治療機器が並んでいた。この一室は中国人カップルの受精卵を別の女性に移植する現場だ。

 中国の伝統的な祝日「春節(旧正月)」の連休中だった2月11日の深夜、北京から来日した依頼主の中国人女性(45)が通訳と訪れた。夫は食品関連の国有企業副社長。すでに息子がいるが、どうしても娘がほしくなり、夫の親類である中国共産党最高指導層のつてで「闇の代理出産ビジネス」にたどり着いた。高級ブランド服を上品に着こなした依頼主が、ソファに座る若い代理母に駆け寄って抱きしめた。

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