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変幻 天空の城 撮り続け半世紀 竹田城(兵庫・朝来)

竹田城跡=2007年8月18日午前6時49分、吉田利栄さん撮影

 自宅2階の寝室から見える竹田城跡の全景。雲のかかり具合を見て、西の山から撮るか東の山から撮るか、ベッドの中で撮影場所を決める。風のない晴天という予報なら、午前3時前から15キロの機材を抱えて山に登る。兵庫県朝来市の元県職員、吉田利栄(としひさ)さん(84)が国史跡、竹田城跡を撮り続けて50年。フィルムも含めれば5万~6万カットはくだらない。雲海で現世を覆い隠し、四季の装いをまとわせた竹田城跡は、500年以上変わらないものを浮かび上がらせている。

撮影・吉田利栄さん

 1932(昭和7)年生まれ。日赤兵庫県支部ボランティアリーダー。竹田城跡とは小学校時代の遠足からのお付き合い。撮影した写真は朝来市役所や地元の病院、郵便局などで季節ごとに絵柄を替えて展示されている。自ら開拓した撮影ポイントは竹田城跡を囲む四方の山の中にあり、多くのカメラマンを案内してきた。国内各地に足を運ぶほか、中国は100回以上訪問、そのほか45カ国を訪れ撮影を続けている。

竹田城跡も近年は「日本のマチュピチュ」「天空の城」などと呼ばれて観光客が増加。写真のような足跡のないカットはなかなか撮れなくなった=2005年12月19日午前8時14分、吉田利栄さん撮影

竹田城跡

 竹田城跡は兵庫県北部、朝来市和田山町竹田にある標高353.7メートルの頂にある山城跡。別名、虎臥城(とらふすじょう)。室町時代に築かれ、応仁の乱前夜の山名氏・赤松氏衝突や、織田信長の毛利攻めの舞台となったが、徳川家康によって廃城とされた。

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 「ニッポン瞬・彩」は、各地のカメラマンが地元ならではの目線で撮った「わが街自慢写真集」です。

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