メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

高橋 敏夫・評『黄金の犬 真田十勇士』犬飼六岐・著

◆『黄金の犬 真田十勇士』犬飼六岐・著(角川春樹事務所/税抜き1400円)

 真田といえば、真田三代でも、真田昌幸でも幸村でもなく、もちろん真田丸でもなく、「真田十勇士」という人はけっこう多い。

 わたしも「真田十勇士」好みのひとりである。権力をめぐる血で血を洗う惨劇が連鎖し、策謀と裏切りの渦巻く「戦国もの」にあって、ほとんど唯一ともいうべき自由と協働のいきいきとしたイメージがそこにはあるからだ。

 猿飛佐助、霧隠才蔵をはじめとする異形の者たちの縦横無尽の活躍は、明治末年から大正期にかけて続々と刊行された講談本シリーズ「立川文庫」を初舞台にしている。自由と協働を願う大衆の夢の結実こそ、「真田十勇士」ではなかったか。

この記事は有料記事です。

残り556文字(全文864文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「健康とはほど遠い」 陰性になっても続く倦怠感と嗅覚障害 新型コロナ「後遺症」

  2. 大宮・南銀のキャバクラ全従業員にPCR検査へ 100軒が対象 さいたま市

  3. 3歳娘を自宅に8日間放置し死なす 育児放棄の疑いで母を逮捕 警視庁

  4. 伊藤詩織さんへのデマやバッシング 荻上チキさんの70万件分析で見えた傾向

  5. 木村花さんが死の前に母に告白したフジテレビの「あおり」とは 被害者からの反論

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです