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「難民」安住遠く 母国追われ日本へ

公園のベンチに腰掛けるアフリカ出身の男性。所持金も少なく、時間をつぶしていた=東京都新宿区で2月

 「こんな生活したことがない。恥ずかしい」。刻々と寒さが増す2月上旬の夜、アフリカ出身の男性は、人けのない公園のベンチに腰掛け、つぶやいた。傍らのカバンにはシャンプーや歯ブラシ。泊まるあてはない。やがて男性は、24時間営業の飲食店を目指し、繁華街に向かった。

 男性は政情不安が続く母国で政府に追われ、日本に逃れてきた難民だ。母国政府に知られることを恐れ、迫害の詳細や国名、年齢すら明らかにできない。現在はNPO法人「難民支援協会」を通じ、法務省に難民申請中だ。男性は約3週間の路上生活の後、難民支援協会が提供するシェルターに入った。

 東京・四谷の同協会事務所には、男性同様に宿泊先のない人たちのスーツケースが山積みだ。同協会の田中志穂さん(39)は「命の危険から逃れて日本に来たのに、また生命の危機にさらされている人たちがいる」と訴える。

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