メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

井波律子・評 『中国銅鑼の謎』=クリストファー・ブッシュ著

 (論創社・2376円)

舞台劇のような古典パズルを堪能

 英国のミステリ作家クリストファー・ブッシュ(一八八五−一九七三)は、限られた登場人物のなかに、殺人事件の犯人がいるにもかかわらず、複雑な迷路を設定し、土壇場の謎解きに至るまで、読者を右往左往させる、古典的なパズル・ミステリの名手である。

 ブッシュは名探偵ルドヴィック・トラヴァースを核とする作品を六十作以上、著した。その第二作に当たる世評の高い『完全殺人事件』(一九二九)は、一九三六年に日本でも翻訳・刊行され、その後、何度も改訳・刊行され、長らく読み継がれて来た。

 このほか、数冊の作品の翻訳が刊行されているが、最近は手に入りにくく、この『中国銅鑼(チャイニーズ・…

この記事は有料記事です。

残り1142文字(全文1453文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. マンホールから頭出し車と接触、死亡 下水道清掃中に 愛知・刈谷

  2. 柵なく、警備員1人で誘導 マンホールから頭出し車接触、男性死亡 愛知・刈谷

  3. デマがSNSで拡散「武漢から関空入りの新型肺炎患者が逃走」 モザイク入り微博画像から

  4. 「いつもより飲める」「働き方改革は…」 大阪・御堂筋線で2時台まで終電延長実験

  5. 欧州、豪でも初の感染者 中国では1287人、死者41人に 新型肺炎

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです