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となりの障害

難聴になって 思い伝える「要約筆記」

 外見上の特徴がないため、難聴者は周囲の理解を得にくく、さまざまな壁に直面している。誰もが暮らしやすい社会を考える連載「となりの障害」の難聴編に寄せられた読者の手紙などを参考に難聴者を取りまく課題を追った。

 中途失聴者で手話や、口の動きを読む「読話」が使えない人にとっては、相手が話したことを素早く要約し、手書きやパソコンで打ち込んだ文字で表す要約筆記は、社会参加のために欠かせない手段の一つだ。だが、一般的にはまだ、なじみが薄い。

 大阪府の鈴木靖子さん(75)=仮名=は10年前、両耳に補聴器を付けた。病を患って聴力がさらに落ち、障害者手帳も取得した。2年前、くじ引きで、住んでいる府営住宅の棟長になった。初会合を前に自治会長に相談し、日ごろから利用する要約筆記者の派遣を住んでいる市に申し込んだ。

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