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ユニバーサルスポーツ特集

「祭典、次世代の成長へ」野村HD執行役員、池田肇さんに聞く

野村HDの池田肇執行役員=野村HD提供

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 野村証券を中核とする野村ホールディングス(HD)は2020年東京五輪・パラリンピックの国内最高位スポンサー「ゴールドパートナー」であるとともに、シッティングバレーボールの普及を推進する日本パラバレーボール協会をスペシャルパートナーとして支援している。同社の池田肇執行役員(グループ広報担当)に祭典に関わる意義を聞いた。【構成・小坂大】

 戦後70年を経て、日本は世界に類を見ない復興と奇跡的な成長を遂げました。そして、これから成熟した日本が少子高齢化など構造的な問題を抱えながらも、どのようにして自信と誇りを取り戻していくのか。そのきっかけとなるのが五輪・パラリンピックだと考えました。これを機にさまざまな技術が進化し、文化や人々の考え方なども大きく変わる可能性があります。五輪・パラリンピックは、スポーツイベントの枠を超えて日本の再興を世界にアピールする大きな転機であり、そこに資本市場の一翼を担う企業として貢献したいと考えています。

 私たちが掲げたのは「日本の挑戦を、サポートするという誇り」。五輪・パラリンピックを目指すアスリートたちはもちろんのこと、大会の準備を進める関係者やサポーター、ひいては日本全国にいる日本国民一人ひとりの挑戦は始まっており、それぞれが自己ベストを目指すことで新しい世界が開けていく。そうした挑戦を応援したいと思います。

 野村HDは70カ国・地域以上の約3万人の社員が世界中で働いていますが、国籍や人種、性別、障害の有無などに関わらず、多様性を受け入れることが成長の源になってきました。シッティングバレー日本代表の金木絵美さんも支店に勤務しながら選手として活躍しており、彼女の生き方に勇気づけられる社員も多くいます。このように身近な存在から、まずは応援したいと考え、日本パラバレーボール協会のスペシャルパートナーにもなりました。障害者スポーツに触れる機会が増えることで、社員がより多様で柔軟な価値観を持ってくれることに期待します。

 本業である証券業は、残念ながらまだまだ身近な存在にはなっていないと思います。しかし、今後日本が大きく飛躍するためには「貯蓄から投資へ」の流れの促進は不可欠だと思います。誰もが知る五輪・パラリンピックをサポートすることで、多くの方に証券会社をより身近に感じていただきたいと思います。こうした全国の社員から五輪・パラリンピックを地域で活用するアイデアが多数寄せられ、社員の意欲の高まりを感じています。

 「東京オリンピック・パラリンピックをフォローの風に」。社内ではこう掲げています。目先のビジネスだけでなく、日本の挑戦を応援するために何ができるか、社員にとっては自発的に考えていくことこそが得がたい経験になります。大会の成功を経てその先により素晴らしい日本の未来が実現し、次世代の成長につなげていきたいと思っています。

 いけだ・はじめ 慶大を経て1990年入社。野村証券大阪企業金融二部長、広報部長などを経て現職。

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