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ユニバーサルスポーツ特集

「リオで金メダルを」車いすラグビー・池崎大輔選手 みなぎる闘志

昨年10月のアジア・オセアニア予選で激しいタックルを受けながらも突進する池崎=梅村直承撮影

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 9月のリオデジャネイロ・パラリンピックで悲願のメダル獲得を目指す車いすラグビー代表。あと一歩で表彰台に立てなかった2012年ロンドン・パラリンピックの3位決定戦を終え、エースの池崎大輔がつぶやいた言葉は、「今度は金メダルを」だった。当時は飛躍したように感じた目標も、今では違和感がない。現在38歳の池崎。「結果を出したい」という思いはより強くなった。【岩壁峻】

 リオの予選を兼ねた昨秋のアジア・オセアニア選手権では持ち前のスピードと車いすの操作技術を武器に、得点を量産。ロンドン金で、14年世界選手権優勝のオーストラリアを2度破っての優勝に貢献した。強豪相手の勝利に満足するどころか、池崎は「オーストラリアに次勝てるとは限らない」と強調する。日本のレベルが上がれば、世界も同様に力をつけるはず。むしろ警戒心が増した。

 北海道函館市出身。手足の筋力が徐々に低下する難病を6歳で発症し、高等養護学校で出合ったのが車いすバスケットボールだった。握力が弱くなりキャッチやパスがうまく通らず、道内のチームに誘われ、両手足にまひがある選手が競技できるスポーツとして考案された車いすラグビーに転向。バスケットで磨いた車いすの操作技術が生きた。

 メダル獲得とともに、競技の普及や知名度向上に心を砕くようになった。車いす同士のぶつかり合いが認められていることもあり、試合中の体育館に重低音が鳴り響く。「ラグビー」たるゆえんを示す激しさを観客に体感してもらおうと、アジア・オセアニア選手権中の池崎は「見ているお客さんに衝撃を伝えやすい」と厳しいタックルを積極的に仕掛ける場面もあった。

 自身と同様に車いすバスケットから転向した池透暢(35)がロンドン後に加わったことで、代表には正確なロングパスからの得点という攻撃パターンが生まれた。それでもなお、伸ばすべきはチームワークと感じる。自分と池を中心に仕掛けるだけでは、大舞台でいつか行き詰まる。当たり負けしない体作りも必要だという。所属する北海道のチームでは若手選手の指導も行う。新戦力の台頭を期待しつつも、「生涯現役」。簡単に道を譲る気もない。

車いすラグビーとは

 男女混成で1チーム4人が出場。一般のラグビーと違って前方へのパスが認められるのが最大の特徴だ。選手がボールを持った状態でゴールラインに乗るか通過すると、1点が入る。選手には障害の程度で持ち点があり、重い方から0.5〜3.5の7段階ある。4人の持ち点は計8点(女性が入ると0.5点追加)。選手の車いすは攻撃型がコンパクトな作りで、守備型は相手の動きを止めるためのバンパーが付いている。

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