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第94回センバツ高校野球

第94回選抜高校野球大会の特集サイトです。阪神甲子園球場での熱戦全31試合をLIVE配信します。

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「夏も日本一を目指す」智弁学園

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【高松商−智弁学園】六回のピンチを三振で切り抜け、拳を固める智弁学園の先発・村上=阪神甲子園球場で2016年3月31日、梅田麻衣子撮影 拡大
【高松商−智弁学園】六回のピンチを三振で切り抜け、拳を固める智弁学園の先発・村上=阪神甲子園球場で2016年3月31日、梅田麻衣子撮影

 ○智弁学園(奈良)2(延長十一回)1高松商(香川)●(決勝・31日)

 スタンドの歓声と悲鳴が交錯する中、熱戦に終止符を打つ打球が中堅手の頭上を越えていった。同点の延長十一回2死一塁で「人生初」というサヨナラ打を放った智弁学園・村上。5試合計669球を投げ抜いた右腕は、バットで劇的な結末を導いた瞬間を「興奮で覚えていない」と振り返った。

 試合が進むにつれ、高松商への声援が強まる中でのマウンド。それでも「この雰囲気の中で抑えたら楽しいだろうな」という余裕があった。八回に追いつかれたが、なお1死二塁で4番・植田響を高めの釣り球に手を出させて3球三振。続く美濃は外角低めの直球で捕ゴロに打ち取った。延長に入ったころから「下半身にあまり力が入らなかった」というが、要所では直球、変化球とも厳しくコースを突いた。

 1年生だった2014年夏の甲子園で救援登板するなど期待の存在だったが、エースとして臨んだ昨秋の近畿大会は準々決勝の大阪桐蔭戦で9失点して8強止まり。9番打者に押し出し四球を与えるなどした反省を胸に「外角に直球を投げきることが投球の基本」と見つめ直した。迎えた今大会は抜群の制球力を武器に47イニングを投げて失点3、自責点2。3季ぶりに戻った甲子園で、たくましさを増した姿を見せた。

 開幕試合で見せた自身の完封劇でスタートした大会の主役であり続けた村上。2学年上の岡本和真(巨人)らもたどり着けなかった頂点に立ち「夏も日本一を目指してやる」と、早くも先を見据えた。【野村和史】

本当にうれしい

 智弁学園高出身の巨人・岡本 自分が3年生だった時の1年生が大活躍しているのは、本当にうれしい。ヒーローになったバッテリーは当時から主力だった。彼らの活躍は大きな励みになっている。

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