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アート巡り

岐阜の小さな美術館の巻 運営は全て1人=青山郁子記者 /富山

右側が極小美術館。左側が清河北斗さんの作品「獣駆輪水平式低床型骨相像」=岐阜県池田町で、青山郁子撮影

 北陸新幹線の開業から1年。このアートを巡る旅も関西以外はいろんな地方に行きやすくなった。今回訪れたのは岐阜県池田町にある私設の「極小美術館」。東京から新幹線で名古屋、在来線で大垣へと富山からだと4時間強。米原回りのJRや高速バスで行くのとあまり変わらない。

 昨年、黒部市の毛利武士郎記念館で、現代美術作家の河口龍夫さんの展覧会を取材した時に知り合ったのが、極小美術館の長澤知明館長。酒を飲みながらお話ししてすっかり意気投合。富山の若手アーティスト、清河北斗さんも出品している展覧会「宇宙の連環として2016」(会期終了)の開催中に訪れてみることにしたのだった。

 極小美術館は2009年、自らも彫刻家である長澤さんが、地元の美術教師を定年退職後に開設した小さな美術館。築15年の倉庫を自力で改築して年に数回の企画展を開催している。入館料もとらず、作品も売らない。仲介もせず運営は全て自前。長澤さんの目にかなった作品だけが美術館に並ぶ。そのレベルの高さが話題となり、地元の銀行や企業が自ら支援を申し出るぐらいだという。

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