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ワールド・トレジャー

特派員が選ぶ私の世界遺産 ムソリーニ元私邸(イタリア・ローマ) 独裁者は穴に潜んだ

ムソリーニの元邸宅「貴族の館」の裏庭で憩う市民ら

 イタリアの独裁者、ベニト・ムソリーニ(1883〜1945年)が第二次世界大戦前から失脚するまで暮らしていた元私邸がローマの中心部にある。今は市民が憩う公園・博物館として利用されているが、敷地内には爆撃や毒ガス攻撃に備えた防空壕(ごう)や連合国軍駐留の痕跡が残り、大戦の記憶を後世に伝えている。

 ローマ北東部を走る幹線道路「ノメンターナ通り」沿いに約13ヘクタールの「トルロニア公園」が広がる。足を踏み入れると、ヤシの間から白亜の元私邸「貴族の館」が顔をのぞかせる。貴族のトルロニア家の屋敷だったが、1925年からムソリーニが式典に使用し、29年から一家で暮らし始めた。

 博物館になっている元私邸は、円柱に囲まれたテラスを持つ4階建て。18〜19世紀の彫刻や絵画が展示され、女神の絵で飾られた浴室、詩人・芸術家の肖像の部屋などが並ぶ。インド独立の父、マハトマ・ガンジー(1869〜1948年)を31年に迎えた舞踏室や、ムソリーニの寝室も保存されている。

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