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まぶしかった沖縄=岸政彦(社会学者)

 今回からこのエッセーを担当することになった。ほとんどの方は私のことをご存じないと思うが、社会学者という仕事をしている。社会学といってもいろいろあるが、私は「生活史」といって、個人の人生や生い立ち、暮らしぶりなどをひとりずつインタビューするという方法で社会学を研究している。主なテーマは、沖縄だ。沖縄からの本土出稼ぎとUターン、階層格差、沖縄戦体験などについて、これまで聞き取り調査を重ねてきた。

 つい先日の那覇出張のときに、たまたま乗ったタクシーの運転手のおじい(おじいさん)がとても面白かった。年をきくと75歳だという。お客さんはどこからですか? あ、ぼくは大阪からです。こんな感じで、たわいもない会話が始まる。聞けば、戦時中に大阪で生まれたという。戦前から戦後にかけて、沖縄からは大量の出稼ぎや移民が、大阪や東京、あるいはハワイや南米に出ていった。そのおじいも、大阪に出稼ぎに出ていた沖縄出…

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