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漫画で解説

どうなる?東芝の巻

利益水増しで不正会計 子会社売却で経営は建て直せるか

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2015年2月に東芝の不正会計処理が明るみに出てから1年。 損失計上を先送りしたり、売上を過大計上したりして、計1518億円の利益を水増ししました。 このことは経営陣が過剰な利益目標を達成するように圧力をかけたことが背景にあります。 現場社員が利益の水増しで要求に応えるうちに不正会計の泥沼にはまりこんでいったとか。 上司に逆らえない企業風土や経営陣の確執、「おかしい」と言い出せない空気があったと考えられています。 その結果、16年3月期の最終損益は7100億円の赤字。 はたして東芝はやり直すことができるのでしょうか。
東芝は16年度(17年3月期)の事業計画を発表しました。 従来の主要事業であった「電力・社会インフラ」「昇降機や空調」 「半導体などの電力デバイス」「テレビ、パソコン、洗濯機などの家電」 「健康・医療関係」の5事業において、今後、「電力・社会インフラ」 「昇降機や空調」「半導体などの電力デバイス」の3事業の売上高を増加させること 「テレビ、パソコン、洗濯機などの家電」では白物家電を売却し、パソコンは再編を模索すること 「健康・医療関係」では主要電子会社を売却することを決定。 「テレビ、パソコン、洗濯機などの家電」事業については縮小、 「健康・医療関係」事業については撤退します。 1万人超のリストラをし、医療部門の子会社をキャノンに、 白物家電を中国企業「美的集団」に売却するそう。 「美的集団」は15年の世界白物家電シェア4.6%で2位の企業。 再建の柱は半導体とエネルギー事業です。 原発の新規建設ではインドや英国などで30年度までに45基の受注を目指すのだとか。
半導体は市場価値が急変動しやすく、韓国企業などとの競争も激しい分野。 原発も、11年の東京電力福島第1原発事故以来、新規受注を獲得できず、 再建計画が「絵に描いた餅」になるとの見方が強くなっています。 「健康・医療部門」は16年3月期でも営業黒字150億円を見こみ、堅調。 東芝の医療機器事業は1914年に始まり、CTでは14年度の世界シェア2位、MRIでは4位です。
自己資本比率は17.7%から2.6%に落ちこむ見通しで、 財政悪化の目安となる10%を大幅に下回ります。 黒字子会社の売却益を得て、当面の危機を乗り越えたいと考えられます。 10~14年度に新たに7健の不正会計があったと16年3月に発表しています。 経営再建と「隠ぺい体質改善」はまだまだこれからでしょう。 ちなみに、「サザエさん」のCMは継続決定です。

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