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漫画で解説

暴力団抗争の巻

発砲事件も…国内最大勢力の分裂による波紋が広がっている

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国内最大の暴力団「山口組」が分裂し、治安の悪化が心配されています。 山口組の2次団体「山健組」など14団体が「神戸山口組」を結成。 物騒な暴力事件が急増しています。 井上邦雄組長率いる神戸山口組側は山口組の篠田建市 (通称・司忍)組長を「利己主義甚だしく」と批判し、対立抗争状態に。
山口組の総本部は兵庫県神戸市灘区にあり、 神戸山口組の総本部は兵庫県淡路市と考えられています。 直系組長数は分裂時に72人だった山口組は現在は56人に、 一方、分裂時に13人だった神戸山口組は現在は19人に。 大阪府をはじめとする多くの地域ではいまだ山口組の勢力が上回っていますが、 兵庫県や岡山県では神戸山口組が上回っています。 全国の暴力団は減少傾向にあるものの、1万4100人を 抱える山口組は依然として国内最大の勢力を維持。 次いで、7300人を抱える住吉会、6100人を抱える神戸山口組、 5800人を抱える稲川会となります。 心配されているのは、対立が原因の事件に市民が巻きこまれないかということ。
埼玉県の神戸山口組幹部宅への発砲など、 全国で山口組の分裂が背景にあるとみられる事件が多発しています。 過去の抗争でもたくさんの死傷者が出、周辺住民は恐怖に怯えました。 1980年代に起きた「山一抗争」では、一和会が山口組から独立する際に 25人の死者と警察や市民を含む70人の負傷者が。 警察は山口組と神戸山口組の両組織を「特定抗争指定暴力団」に指定し、 さらに規制を強化する方針ですが、適用できるのは「指定暴力団」のみ。 新組織である「神戸山口組」は「指定暴力団」には指定されていません。
未指定の暴力団には特別な規制はありませんが、 「指定暴力団」に指定されると、組員によるみかじめ料の 要求や抗争時の事務所の使用などが制限されます。 また、「特定抗争指定暴力団」に指定されると、事務所の新設や 立ち入り、組員5人以上の集合、対立事務所への接近や 敵対組員へのつきまといなどが制限。 警察は2016年6月中に指定を目指すようです。 子どもたちのためにも早く安心して暮らせる社会になってほしいものですね。

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