職場に託児スペースを作ったり、働く母親の横で子どもを遊ばせることを認めたりして「子連れ出勤」を可能にする企業が増えている。希望しても保育所に入れない待機児童の解消が進まない中、仕事と子育ての両立を目指す働き方の一つとして注目される。【末永麻裕】
店内の一角をガラスで仕切った託児スペースで、保育士が従業員の子どもをおんぶしながら自身の子どもを遊ばせていた。福岡市博多区にある美容室とまつ毛エクステサロン「hal+Familia(ハルプラスファミリア)美野島店」。昨年12月のオープンに合わせ、従業員と客の子どもが無料で利用できる託児スペースを設け、保育士や看護師も直接雇用した。
自身も1歳の女の子の母親でもある左近春香代表(29)は「子育て中でも働きたい女性やきれいになりたい女性を後押しする環境を作りたかった」と語る。経営する3店舗のうち一番新しいこの店に託児スペースを設置した。3店で計28人いるスタッフのうち13人が子育て中の母親で、うち8人が子連れで出勤している。
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