落とし物

7万円戻る 感激ミャンマー人「日本を手本に」

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戻ってきた封筒を手に、匿名の拾得者への感謝を語るミュジャさん=東京都新宿区で、1日午後7時20分ごろ撮影
戻ってきた封筒を手に、匿名の拾得者への感謝を語るミュジャさん=東京都新宿区で、1日午後7時20分ごろ撮影

 ミャンマーから新聞奨学生として来日したミュジャさん(21)が都内で紛失した現金約7万円入りの封筒が、匿名の拾得者を介して無事に戻ってきた。ミュジャさんは「日本人は拾った物を必ず届けると聞いていたが、これほど高額でも戻ってくるとは。本当に驚いた」と、感謝の念を深めている。【加藤隆寛】

 エンジニアになる夢をかなえるため、ミュジャさんが来日したのは3月22日。同26日午後、東京都新宿区大久保の施設で研修を終え、配属先の毎日新聞駒沢販売所(世田谷区)に到着した後、リュックの中にあるはずの封筒がないことに気づいた。

 「ありえないこと。パニックになってしまった」。封筒に入っていたのは6万2000円と95ドル(約1万円)の紙幣。カチン州で農業を営む父が、田んぼを半分売って工面してくれた当面の生活費だった。日本の紙幣に合うサイズの財布をまだ持っておらず、全財産を封筒に入れて持ち歩いていた。

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