競馬

菜七子鮮烈デビューで注目 女性騎手が少ないわけは?

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初の重賞レースに出走する前の藤田菜七子=中山競馬場で2016年3月20日、坂本太郎撮影
初の重賞レースに出走する前の藤田菜七子=中山競馬場で2016年3月20日、坂本太郎撮影

 3月にデビューした藤田菜七子騎手に注目が集まり、競馬界が沸いている。日本中央競馬会(JRA)に所属する女性騎手が生まれたのは、実に16年ぶりだ。なぜ、女性騎手は少ないのか。「女性は力がないから」と言われるが、本当にそうか。藤田騎手を育てた競馬学校で聞いた。【中嶋真希】

 中山競馬場(千葉県船橋市)で3月20日、藤田菜七子騎手が重賞デビューを飾ったスプリングステークス(G2)があった。レース前に出走場を見ることができるパドックで、「モウカッテル」に藤田騎手がまたがると、観客が構えたカメラが一斉に藤田騎手の方を向く。少し緊張しながらも笑顔の藤田騎手に、男性ファンから「菜七子ちゃん!」と声がかかる。初重賞は11頭立ての9着と結果は振るわなかったが、4日後には浦和競馬場で初勝利を収めた。JRA所属の女性騎手として、デビューから初勝利まで最短記録になった。

 「菜七子に続け」とばかりに、今年は3年ぶりにJRA競馬学校(千葉県白井市)に女子生徒が入学した。福島県須賀川市の芳賀天南(かな)さん(15)だ。入学生8人で唯一の女子で、本格的な乗馬経験がない。昨年3月、宮城県内の乗馬クラブで初めて馬に乗り、その後、福島競馬場で競馬を見て騎手になることを決めた。

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